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母ちゃんが教える『何とかなるよ』 nantokanaruyo.com

幸せな生き方、教えたるよ。あなたが辛い時、寂しい時、迷った時、一人で乗り越えていけるように。頑張れるように。相手を思いやれる優しい人になってくれるように。間違わんと生きていってくれるように。あなたの心に、きっと届くように。

母ちゃんが教える17『自己肯定感も自信も、特になくてよし』

生き方①

 

 

母ちゃんです。

 

  

 

子供が小っさい時、まわりのママ達が言っと

った。

自己肯定感が低いとか高いとか。

それは、子供育てるのにとても大事らしい。

大人になってからは育たんってゆわれとっ

て、それがないと大人になった時、自信の

ない人になるんて。

 

そういや、それ言っとるんは自信のない人

ばっかやったな。

 

 

母ちゃん、その自己肯定感って言葉知らんく

て、それどんな意味か教えてもらった。 

その時のママ達の言葉は専門的で難しかった

けど、母ちゃんが訳すと多分、自己肯定感

とは、自分は自分のままでいいとか、自分の

ことが好きやとか、そんな自信にまつわるこ

とらしかったのを、覚えとる。

みんなは、親からの愛情がないとあかんって

言っとった。

 

 

そんなん関係ないように思うけどな。

だって母ちゃんは、親の愛情なかったけど、

ヒドイ親のとこ育ったけど、自分は自分のま

までいいと思っとるし、自分の生き方好きや

けどな。

だったらそれは、自己肯定感高いっていうん

ちゃうの。

 

あなたがもし、自信のない人なんやったら、

そんなん気にせんでええと思うよ。

そやけど、ちょっと勇気がいるかもな。

 

その話しよか。

 

 

 

母ちゃんは、自信のない人に会うたび思うこ

とがある。自信なんてもんは、あるときもあ

り、ないときもある。それやのにいつも自信

持っていたいって言う。

それ無理やわ。

だって母ちゃんやってそうやのに。

 

 

 

母ちゃんの友達で、自信の無さに関しては、

折り紙つきの人がおる。

自信の無さにおいて、彼女の右に出るもんは

おらん。

とにかくいつもクヨクヨしとって、やっぱり

私はダメなんやとか、こんな私とおって、母

ちゃんは楽しいの?と聞くのも当たり前。

人とちょっと会うだけでも、疲れた、頭痛い

と不調を訴えて、何かにつけ、母親からの愛

情がなかったせいやと言っとる。

そして、私は自己肯定感が低いと言う。

 

先に言っとくと、

母ちゃんは、この人がとても好きや。

 

 

母ちゃんは面倒くさがりで、いくつもの用事

を一度に済ませたがる。やりたいことが多い

から、今日も明日も用事や買い物に潰される

なんて、そんなもったいない時間の無駄遣い

は死んでも嫌や。

人とおるのは好きやけど、人に依存はせん。

何かあったとしても、自分のことは自分で解

決するし、どんなトラブルも助けなんかなく

たって一人で乗り越えていける自信もある。

そこがつまらん場所であっても、そんなん母

ちゃんとおったら楽しい場所に変わる。

 

自信なしプロ(もう、こう呼ぶことにする)

は、毎日毎日買い物に行っても全く気になら

んという。母ちゃんがついでの買い物頼んで

も、いつも笑顔で行ってくれる。

「私なんかが、母ちゃんの何の役に立つんか

な。」が口ぐせなので、何もせんでええと言

っても、何かしらガタガタ言っている。

仕方ないから母ちゃんは、プロに何かお願い

することで、役に立っていると思ってもらう

ことで、難を逃れている。

本当は母ちゃん、自分で何でもしたいんやけ

ど。

 

何かあれば、母ちゃんに甘えて依存して、元

気になったら恩を忘れる。

母ちゃんを喜ばせようと、何かサプライズを

仕掛けてきては、それをしたのは自分です

と、アピールせずにはいられへんらしい。

母ちゃんがそのサプライズに気づく(気づいて

もらいやすいように証拠残してある)と、いつ

もちょっと面白くなって、気づかんふりして

泳がしている。

そうすると、我慢できずに自分から言ってく

る、そんな可愛らしい人やわ。

 

その自信なしプロは、ことあるごとに「自分

とおって母ちゃんは楽しいの?」と聞いてく

る(最近はあんまり言わんくなった)。

プロにとっては毎回毎回本気らしく、母ちゃ

んも毎回毎回プロが満足いくまで付き合うよ

うに心がけとる。

母ちゃんは笑いながら、

「プロに楽しさ望んでへんから。期待してな

い。気にすんな。母ちゃん、自分が楽しかっ

たら楽しいで、自分でどうとでも出来るで、

別にそんなんいらん。」

と、迷惑がるような感じでおどけてみせて言

う。

 

自信なしプロはいつもそれ聞くと、めっちゃ

嬉しそうに笑うんや。

 

 

母ちゃんは、自信なしプロが安心しておれる

ように、無理することなくありのままでおら

れるように、そこを一番大事にしとった。

 

 

 

そんな母ちゃんも一度だけ、ガッツリ人に頼

ったことがある。

 

 

その日は、とても辛いことがあって、それが

体にまでストレスとして現れて、どうしよう

もないときやった。

自信という自信も喪失するぐらいボロボロや

った。

その時思い浮かんだのが、自信なしプロやっ

た。

 

 

母ちゃんにとって、自分が一番弱いときを、

初めて他人に見せた日やった。

 

 

プロは、母ちゃんのところに来るなり、母ち

ゃんのそんな姿を見たのは初めてやったのも

あって、不安で心配で、でも自分に何ができ

るんやろうと自信なさげな、どうしたらいい

か分からんような複雑な表情でいた。

その顔を見て、悪いことしたなと思ったけ

ど、その日はプロを安心させてやる余裕が、

母ちゃんにはなかった。

それに母ちゃんは、何かしてもらいたいのじ

ゃなく、ただそばにおってほしかっただけや

った。

そう伝えたら、プロはそのまま、何もせずお

ってくれた。

 

母ちゃんは時を忘れるために、ドラえもん

漫画を読んだ。しばらく読んで、多分20分ぐ

らい経ったと思う。ふと寝息が聞こえてき

た。見ると、横にいたプロは、何もやること

がなくて暇やったんやろう、そのまま寝てし

まったらしい。

まるで天使のような寝顔で。

 

母ちゃんは、その安心したような寝顔を見な

がら、プロのあまりに幸せそうな寝顔と、こ

の状況とのチグハグさに笑えてきたんやわな。

 

嘘やろ‼だって普通寝る?寝やんやろ?寝た

らあかんやろ?寝とんで‼って笑えてきた。

それと同時に、あ~、母ちゃんもう大丈夫

や。と思ったんよ。

 

 

出会ったときは、人とおるのも苦痛やったこ

の人が、今は母ちゃんの横でこんな寝息たて

とる。他人とおるの慣れたんやな。安心でき

るようになったんやな。良かったな。と思っ

たら、この人をこれからも守ったらなあかん

、そう思った。

それと、こんなKYをこのまま一人で世の中歩

かしたらあかん、とも思った。

 

 

そして不思議と、あんなに辛かったはずのこ

とが、もうどうでもよくなっとった。

 

 

寝とるプロに毛布かけたら、起こしてしまっ

たらしい。

寝ぼけた目で、「母ちゃん大丈夫!?」と、聞

いてきた。

 

 

アホか。笑かしとんか。

あんた寝とったやろ。

 

 

 

母ちゃんは、プロに救われた。

何が人の助けになるかは分からん。

プロと母ちゃんは、相性がバッチリやった。

プロのほしいものは母ちゃんが全部持っとっ

て、母ちゃんがほしい最後の一個は、なんと

自信なしプロが持っとったらしい。

 

 

プロは、「母ちゃんはこんな私がええなん

て、本当にマニアやわ~」と笑う。母ちゃん

は、「あ~こんなん選んで恥ずかしいわ~」

と笑う。

 

 

何を人が必要としとるかは分からへん。

母ちゃんはこの人が必要やった。

 

その合う人見つける方法は、ちょっと勇気が

いるかもな。

ありのままおる勇気やな。

 

 

 

時が流れて、母ちゃんが聞く。

「そういや昔、自己肯定感がどうのとか言っ

とったな~。あれどうなったん?まだ自信な

いの?」

 

プロは、「自己肯定感は低いままやと思う

し、相変わらず自信もないわ~。

でも今の自分、前よりちょっと好きやわ。

ってゆうか、母ちゃんとおるの楽しくて、そ

んなん考えるの忘れとったわ~。」

と笑った。

 

 

 

 

自己肯定感はそんな大事なんやろか。

自信はないとあかんのやろか。

 

 

ええんちゃう、なくても。

誰も別に望んでへんかもよ。

 

 

 

 

 

期待してない。気にすんな。

 

 

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