母ちゃんが教える『何とかなるよ』 nantokanaruyo.com

幸せな生き方、教えたるよ。あなたが辛い時、寂しい時、迷った時、一人で乗り越えていけるように。頑張れるように。相手を思いやれる優しい人になってくれるように。間違わんと生きていってくれるように。あなたの心に、きっと届くように。

母ちゃんが教える42『心の弱さが、恥ずかしい生き方につながることもある。』

 

 

母ちゃんです。

 

 

母ちゃんが出会ってきた人の中に、二度と関

わりたくないと思う人がおった。

 

その人は、ずっと孤独で分かり合える人もな

く過ごしてきた。

これから先もずっとそういう人生を送ること

になるやろう。

 

そして、その人ほど恥ずかしい生き方をしと

る人はおらん。

 

  

この話の中には、三人の母親とその息子達が

出てくる。 

 

三人の母親は、①、②、③とする。

 

先に言っておくと、この三人は、とても誉め

られた人間ではない。

どの人も恥ずかしい生き方をしとる。

 

でもこの中で、一番恥ずかしい生き方をしと

る人は、①の人やな。

 

 

そしてこの話は、社会の縮図や。

 

子供を持つ持たないに関わらず、男の人や女

の人、若い人も年齢を重ねた人も誰にでも、

当てはまる部分があると思う。

 

こんな話は、会社や学校、子供の付き合いの

あるところ、人が集まるところなど至るとこ

ろにある。

 

 

あなたはどうやろか。

 

こんな恥ずかしい生き方をしとる人を、見た

ことがあるやろか。

 

 

 

①の人は、誰にでもいい顔をしてしまう。

常に人の目ばかりを気にして生きている。

強い者にはへりくだって、弱い者には容赦な

い態度をとる。

本来は弱い人間なので、自分の思っているこ

とは言えない。

 

一見いい人に見える。

 

 

②の人は、少し様子がおかしい。よくテレビ

で言われるような、近所で必ず一人はいる、

あまりにも常識のかけ離れた人やろか。

自分の子供以外には、心がない。

人には嫌がられる、怖がられる。

自分の気持ちでしかものが見れやん。

その人においては、常識など通用しない。

この人の全ての行動は、おそらく誰もが皆、

およそ検討もつかない。突然キレる。

話が通じない。

 

そしてこういう人は、本当は弱い。

 

 

③の人は、一見地味でおとなしそうに見える

が、意地の悪さとプライドの高さは凄まじ

い。謝ることばかりか、お願いしますも知らない。

受ける感じがすでに悪いので、少し関われば

すぐに分かる。

その冷たい感じを、人は怖れる。

人に対しては、感情などないように扱う。

人を陥れることも何とも思ってない人間や。

 

この人と関わることは、神経をすり減らすの

で、やめたほうがいい。

 

 

 

 

娘がまだ小学校低学年の頃やった。

 

 

娘はその頃、①の息子さんと仲良くしてい

た。

②の息子さんと③の息子さんとは、合わない

ようやった。

 

娘に他に遊ぶ子はたくさんおったけど、①の

息子さんとは家が近所だったことと、相性も

いいらしかったので、帰り道もよく一緒に帰

ってきていた。

 

ある日二人は、ザリガニ屋さんを開こうとい

う話になった。

 

「ザリガニ屋さんです。

ザリガニを育てたい方にさし上げます。」

 

 

という、下手くそなザリガニの絵の入ったお

手紙を作成していた。

 

「これ、誰のとこに配りに行くの?」

 

「それぞれが、仲のいいお友達のとこに配り

にいくよ。うちはお隣のおばちゃんと、あと

二人のお友達だよ。

①息子くんは、近所のお友達のとこやって。

②息子くんとか、③息子くんのとこやっ

て。」

 

 

母ちゃんは、それはちょっと面倒になるかも

しれやんなと思った。

 

 

②と③の人は、自分の子供以外にはとてもひ

どい扱いをするんや。

 

①の息子さんが傷つくことがなければいいけ

どなと心配になった。

 

 

母ちゃんは、自分の子もよその子も一緒や。

 

①の人はあまり好きではなかったが、①の息

子については、とても可愛がっていた。

 

子供に罪はない。

 

 

 

「じゃあ二人ともな、その手紙は生き物の命

に関わることやから、まずそのお友達がザリ

ガニをとても大切に育ててくれる子であっ

て、さらにそこのお母さんもそれを喜んでく

れるような人で、そんな優しい人のとこだけ

に配りに行きなな。それ以外の人のところに

はあかんよ。それからその手紙に、大切に育

ててくれる人だけに差し上げます。って書き

足そな。」

 

二人は、「はーい。」と返事をした。

 

 

娘は、色々と迷ったあげく、母ちゃんととっ

ても仲良しの、優しいお隣のおばちゃんのと

こだけに配ることにした。

 

お隣のおばちゃんは、それはそれは喜んでく

れて、こんなかわいい手紙をもらえるなんて

何て幸せなんやろうと、娘に伝えたらしい。

 

ザリガニの注文は入らなかったが、そのおば

ちゃんの言葉に娘はとてもとても喜んだ。

 

 

①の息子はそのままどこに配ったのかは分か

らないまま二日後のこと。

 

遊びにいったはずの娘が、一緒に遊んでいた

友達と一緒にすぐに帰ってきた。

ただならぬ表情をしながら言った。

 

「母ちゃん!雑巾とって!雑巾持っていかな

あかん!お願い、雑巾!」

 

「それはいいけど、何かあったんやな。それ

を説明して。雑巾なんて別にいくらでも持っ

てってもええけど、それを言わなな。」

 

どうやら娘の話によると、①の息子さんが、

②の人のおうちのポストに、死んだザリガニ

をそのまま入れたらしい。

 

①の人は、娘も共犯やと言い張り、①の息子

は叱られるので黙っていて、息子もまたうち

の娘が共犯だと言った。

 

娘は驚いた。自分は何も知らない。

そもそも娘のところに、ザリガニはまだいな

かった。 

それに、なぜ①の息子が自分でしたと言わな

かったのかにも驚いたと言っていた。

 

トントン拍子に、自分が犯人になっていく様

が怖くて、声も出なかったと言っていた。

 

怖くて不安で、そして悲しかったらしい。

 

これは、冤罪というやつや。

 

そして、ポストに死んだザリガニを入れるな

んてこと絶対にしたらあかんのに、何でそん

なことしてしまったんやろうって思ったらし

い。

 

①の人も②の人も、普段から群れない母ちゃ

んは、誰とも付き合いがないんやろうと思っ

ていたようやった。

 

 

よって、①の親子の嘘をまんまと信じて、な

んやったら母ちゃんとこの親子なんか気にせ

んでも大丈夫やとなめとった。

 

自分のポストを掃除しろと①の親子と娘に言

ったようや。

 

そして、雑巾を家から持ってこいと言ったの

は、なんと①の母親やった。

 

そして①の人も②の人も、関係のない娘の友

達にまで掃除をさせようとしたんや。 

 

 

後で知ったのは、娘と娘の友達は、すでに掃

除をさせられていた。

その上さらに、雑巾を持ってこいと言われと

ったらしい。

 

母ちゃんは、激怒した。

そして、泣きながら話す娘にこう伝えた。

 

 

「そうか、分かった。母ちゃんに任せとき

な。何も心配せんでもええ。家で待っといて

な。行ってくるわな。」

 

「母ちゃん、うち、もういいから。大丈夫や

から。②のお母さんすごく怖いよ。いつもす

ごく怖い顔しとる。うち怖い。」

 

「怖ないよ。あれは嘘の怖いと言うんよ。

あんな弱いのはそうおらん。覚えときな。

本当の怖いはそんなもんとちゃう。

それからな、自分の大切な人を悲しませるや

つは絶対に許さん。

母ちゃんは卑怯な人間が大嫌いやでな。

教えたらなあかん。

あんたを守るためなら母ちゃんはいくらでも

どこへでも行く。当然や。

今、不安で怖い気持ちなのは分かっとる。

でも、ごめんな。母ちゃんは行くわ。

安心して待っとって。行かなあかん。」

 

 

①と②の家は向かい合わせに建っていて、母

ちゃんの家からは歩いて2分の距離や。

 

娘が事情を伝えにきてから、時間で言うと5

分ぐらいが経っていた。

 

母ちゃんが行くと、もうそこには誰の姿もな

かった。

 

もしも娘がそのまま雑巾を持っていってた

ら、きっとポツンとなってたやろう。

 

 

母ちゃんがまず一番に怒鳴りこんだのは、①

の人の家やった。

 

その人が言うには、母ちゃんはインターホン

の所からでもはっきりと見てとれるほど、怖

かったらしい。

ドアを開けると、その人は震えていた。

 

実は①の人は、いつも②の人に怯えていた。

だから母ちゃんや娘にも適当にしてもいいと

考えとった。

 

そしてそれが間違っていたと分かった時に

は、もう恐怖しかなかったらしい。

 

母ちゃんは、その人達があまりに弱っちかっ

たことと、そういった人間は好きではないの

で、相手にしてなかっただけや。

 

自分を大切にしてくれる人とはいつも一緒に

おるけど、それ以外の人と群れたいなどと

は、微塵も思わん。

 

 

 

①や②の人は、母ちゃんが文句を言いに怒鳴

り込んでくるなどとは、思ってもみやんだん

やろうな。

 

 

 

自分の見る目を信じやんことやな。

 

 

 

「どういうことで来たか分かっとるな。

自分が一番よう分かっとるやろ。

あんたそんな生き方しとって恥ずかしないん

か。

あんた親として何しとるんや。

自分の子が悪いことしたら、謝るんが親の仕

事やろ。

それが嫌なら、ちゃんと大切なこと教えて育

てなあかん。

自分の子が嘘ついとるかどうかなんてすぐ分

かる。ほんであんた、分かっとったな。

自分の子も自分も、責められたくないからと

いって、罪もない子供を犯人にしたらあかん

やろ。分かっとるんか。

それはしたらあかんことや。

あんたこれからの人生、息子が何かするたび

に、人の子供を犯人にするんか。

それを見てあんたの子供は育っていく。

それがどんなに怖いことか分かっとるん

か。」

 

その人はすぐにボロボロと泣いた。

泣いたあと、「ごめんなさい。」と言った。

 

 

反省したらそれでいい。

母ちゃんは、話を続けた。

 

 

「それからあんたな、いつも誰かと群れとら

んと生きられへんみたいやけど、そのことに

そんな意味ないやろ。

いろんな人に媚びまわって、そんなんしとっ

て自分を大切にしてもらえると思っとるん

か。無理に決まっとるやろ。

もっと強ならなあかん。

あんたそのままじゃ生きてくのえらいやろ。

人として恥ずかしくない生き方せなあかん。

 

ほんで、もう泣かんでええ。

ちゃんと反省したんならええ。

母ちゃんはな、怒りが冷めるのが人より何倍

も早いんや。

 

そやけど、二度とこんなこと許さへんで。

その時は分かっとるな。

 

あんた、ほんで何やっとるんや。

一体何が怖いんや。

怖いもんなんて何もないやろ。

そんな怖かったら、今日のことを忘れやんと

一生懸命頑張るというなら、守ったる。

もっとしっかりせなあかん。」

 

その人は、泣き崩れた。

 

「あなたみたいになりたい。あなたのような

強い人になりたい。私は何て恥ずかしいこと

を、怖いことをしてしまったんやろう。」

 

そういって泣いた。

 

「娘さんのところに謝りに行かせて。ちゃん

と謝りに行かせて下さい。お願いします。」

 

そう言った。

 

「自分で言えてえらかったな。

言わんでもさせるつもりやったわ。

あかんことしたときは、ちゃんと責任とらな

あかん。謝るのは当たり前や。

でもその前にまだやることある。息子を連れ

といで。」

 

 

バツの悪そうな顔をしてきて息子がでてき

た。母ちゃんは、いつものようにその息子を

抱き寄せて怒った。

 

「こら、あんた何やっとるんや。自分でした

ことの責任は自分で取らなあかんやろ。

友達を巻き込んでそれで自分が助かっても、

それをなんとも思わんような人間になったら

あかん。それにそんなんしたら、②のお母さ

ん怒るの当たり前や。考えたら分かるやろ。

ほんで、言わなあかんことあるやろ。」

 

①の息子は、目に涙をためて、

「ごめんなさい。」

と言った。

 

 

①の人は、知らんかった。

母ちゃんが①の息子を可愛がっていたこと。

 

①の息子さんだけとちゃう。

母ちゃんは子供が好きや。

 

あかんことしとるのに怒らん親が多すぎる。

子供のことを知らん親が多すぎる。

そういった子供達が、他人を傷つけるように

なってしまう。

子供のうちから間違わんように教えとかなあ

かん。それも愛情や。

傷つくのはいつも、いい子ばっかりなんや。

ほっとけやん。

 

 

①の人は、母ちゃんの娘に、適当な心ない接

し方をしとった。

 

泣きながら言った。

 

自分の子を大切にしてもらって嬉しかった。

あと、こんな自分が恥ずかしい。

 

 

①の人に言った。

「それから、もう一件怒鳴り込みにいくか

ら、あんたもちゃんとついてきて説明しな。

逃げたらあかん。」

 

その人は、「もちろんです。自分の子がした

ってちゃんと言わないと。」

と言った。

 

 

①の人は、逃げれないと分かったら認めた。

 

①の息子は②の息子のことがすごく嫌いで、

嫌がらせをしたかった。

どんな顔をするのかが見たかったから、ポス

トに死んだザリガニを入れたらしい。

 

①の人は、それを全て知ったうえで娘も同罪

にしたんや。

 

 

 

②の人は、ドアを開けるなり

 

「①の息子さんがしたんでしょ?もういいで

すよ。掃除してもらいましたのでね。」

 

と言った。

 

顔も態度も、その後話すことの全てが最悪極

まりなかった。

 

 

 

①の人と共謀して娘を悪者にすることで、

お互いに怒りが向かんように、自分達の気持

ちを大切にしていたようや。

反省などは全くしていない。

自分や自分の子じゃなければ、あとは他の人

がどうなってもなんとも思わない人らや。

 

 

「その態度はなんや。ごめんなさいの間違い

ちゃうか。

あんた、①の息子さんがやったの分かって娘

や娘の友達にまで掃除させたらしいな。」

 

「そうですけど~?もういいですか。私忙し

いんで。」

 

「あんた、ええ度胸しとるな。

あんたのやっとることはおかしいわ。

あんた、いっつも近所回しの親のとこに、い

ちいち苦情言って回っとるけどな、ええ加減

にしなあかんで。

 

あんた知らんやろけどな、あんたの息子と③

の息子が、アパートのシャッターやら窓やら

に石投げとったことあってな、そのうちに、

うちの車にも石が当たっとるんや。

それあんたみたいにいちいち文句言いにきて

ないやろ。

うちの車の傷なんか別にどうでもええ。

 

そやけど、自分悪いと思わん、人の話が聞け

やんあんたには、言わなあかんようやな。

 

アパートのシャッターやら窓やらに石投げる

んは、えらいことやろ。

やめさせなあかんやろ。

第一、そんなん知らんと育っとるんなら、す

ぐ教えないかん。

 

何であんたに言わんだか分かるか?

子供ら怒ったら、すぐに逃げていったでな。

それでもちゃんと怒られて、やったらあかん

ことやというのは分かったやろう。

今後は二度とせんやろ。

それやで別にあんたに言う必要はないだけの

ことや。

 

あんたほんでな、そのポストの掃除は自分の

息子を手伝わせたんか?

させてへんだらしいな。

アホか。自分の息子の友達がしたことやろ。

一緒に掃除させたらな、どっちにもあかんや

ろ。人の気持ちの分からん子供になる。

 

あんたのような恥ずかしい大人のせいで、娘

が泣いとる。それでも何にも思わんのか。」

 

「それが何ですか?もういいでしょ。分かり

ましたよ。」

 

「何じゃないやろ。あんたアホか。

こんなこと、二度とあったらあかんしな、教

えとかんとあかんようやな。」

 

「だって、私だって嫌やったわ!臭いし汚い

し!私は被害者よ!あの手紙だって、丸めて

捨ててやった!」

 

「アホ。それは掃除したら済むことやろ。

人の気持ち傷つけたら、掃除して終わりとは

いかんのや。

ふざけんな!何を甘えたことぬかしとる!」

 

「そうですか。すいませんでしたね。」

 

②の人は、ふてぶてしく頭を下げて、逃げる

ように家に入っていった。

 

①の人は、②の人が怖かったらしい。

母ちゃんの後ろに隠れていた。

 

そして、自分も怒鳴り込まれた被害者ですと

言いたげな、②の人に媚びた態度を終始とっ

ていた。

それにはあきれた。

 

そしてそれは、二人が共謀していた証拠やっ

た。

 

この人は変わらんやろう。

すぐに分かった。

 

あきれはしたが、一生この②の人の向かい合

わせに家があるのだから、多少は分からんで

もない。

 

ちゃんと心から娘に謝れたんや。

それは許してやることにした。

 

 

何度か会う中で①の人は、今までにされた②

の人の悪口を、何から何まで話した。

 

それは、あまりにも常識はずれな内容や。

テレビじゃなきゃ聞いたことがないというよ

うな身勝手でおかしい行動ばかりやった。

 

随分ストレスやったやろうなと、同情した。

 

③の人のことも怖くて、二人の事がとても怖

いとも言っていた。

 

 

「されて嫌なことは、これからは怒るように

しな。それから、②の人は③の人に頭があが

らんのやわ。さらに、 旦那の顔色ばっかり見

とる。あなたにとって怖いのは③の人のほう

になるやろな。気をつけな。

でもな、あの関係は心がつながってないから

いつかアッサリ切れる。心配せんでもええ。

 

 

それから、ちょっと言っとく。

気づいてないと思っとるようやけど、

また自分を守って、人を悪者にしたな。

あんまり行儀悪いことしとったらあかん。」

 

 

 顔に書いてあった。

あなたを裏切って、②の人と悪口を言って自

分を守っていますと。

 

こんなときは、何も分からんほうがええわ。

母ちゃんは顔見ただけで全て分かってしまう

んや。

 

①の人は、驚いてそそくさと帰っていった。

それ以来一言も口を聞くことは、なかった。

 

 

あれから、②の人は③の人にそれを話し、二

人揃って今回のことを、自分に関係のある近

所の人に言いふらしとるようや。

 

 

別にどうでもええ。痛くも痒くもない。

 

 

そして母ちゃんは役員というものをしたの

で、その3人の顔を見る機会が多くなった。

 

 

 

①の人は、母ちゃんが役員になったとたん

に、突然挨拶をしてくるようになった。

最後に話してからしばらくは逃げるようにお

ったのにも関わらずや。

母ちゃんは、適当に返すだけや。

相手にもしてない。二度と許すことはない。

 

 

②の人は、母ちゃんが役員として関わるだろ

う人に、自分は被害者ですと事前に悪口をふ

きこんでいた。それを信じた人達は、随分母

ちゃんに対して先入観だらけの、バカにした

ような態度をしてきとった。

 

 

ほっとく。

 

 

②の人は、その人達の陰に隠れて、被害者役

を徹底していた。

そして会うごとに、心底母ちゃんを怖がって

いることが感じられた。

 

 

アホやな。自業自得や。

相手間違うとえらいことになる。

あんたが間違えた相手、それは一番間違えた

らあかん相手やったな。

 

最近では、にこやかに媚びたおして挨拶をし

にくるようになった。

 

 

近所やといっても、母親達なんて普段はあん

まり会わんもんや。

母ちゃんが役員をしたことで、その姿を何度

も見るなかで、母ちゃんの普段の本当の姿を

知ることになったんやな。

 

③の人は、この人は怖いんやと知ったようや

な。でも、気づかんふりをして、母ちゃんが

おると逃げていく。

 

母ちゃんにまつわる悪口をスッカリ信じてい

る人達は、母ちゃんだけの時にはにこやかに

挨拶をしてくるが、②と③の人が見ていると

ころでは、気づかないふりをしている。

 ①、②、③の人らも、自分らが悪口をふきこ

んだ人がいるときには挨拶もしてこない。

隠れている。

一人でいるときは媚びて近寄ってくる。

 

 

かくれんぼか。

ほんで、見えとるぞ。

 

あとなんや、一人ずつっていう決まりでもあ

るんか。

 

 

母ちゃんは、そういうの何とも思わん。

何でか分かるか。簡単や。

弱い人間やからそうなるんやろ。

母ちゃんは強い。

気にならん。

 

 

 

しかし、困った人らや。

 

人の悪口なんてもんはな、あてにならへん。

自分の目で見て判断せなな。

 

子供か、全く。

 

 

 

 

 

そしてその人達は知らへんのや。

 

母ちゃんは群れやんだけであって、実は母ち

ゃんにはかなりの知り合いがおる。

 

そして①、②、③、の人らは、このザリガニ

の出来事がある前からすでに、変な人として

有名やった。

知らんのは、自分達だけや。

 

母ちゃんと三人の人は近所なので、三人のこ

とを知るだろう母ちゃんに、そんな話をした

がるんやろう。

 

三人は元々とても嫌われている。

 

母ちゃんは、その三人のことをよく知らんフ

リをしている。

 

その子供達もまた、他の子供達には相手にさ

れず、その三人だけしか遊ぶ子がいない。

他のお母さん達も、この子達の誘いは断るよ

うに我が子に言っているらしい。

当たり前や。遊べないと言うと暴言を吐くそ

うや。

学校ではみんなにバカにされている。

 

①の子は自分がなく、誰にでも前へ習えで、

人の気持ちはどうでもいい。

 

②の子は大人相手に、なんでそんなことを言

うんやろうというほどの嫌みなことを言って

いくが、とても弱い。恐い人には何も言えな

い。友達には弱いやつだと言われている。

 

③の子は、何をするか分からないいつキレる

か分からない子や。暴言を吐く。

目立ちたがりやで、そしてすぐ泣く。

高学年になってもなお、親子揃って歩いて塾

の送り迎えをする様子は、ちょっとした名物

になっている。

 

 

子供の世界は厳しい。

大人のように隠したりしないので、あかん子

は、子供の世界から排除されていく。

 

三人の子供に共通することといえば、

親と一緒や。心の悪い顔をしている。

そして弱い。

何でこの子達をこんなふうにさせてしまった

んや。かわいそうに。

 

 

親が恥ずかしい生き方をしとれば、子供もま

た同じ生き方をしていくんや。

 

親と子はよく似ている。

 

 

事実なんてもんは、分からんもんや。

 

①、②、③の人と、どの人も恥ずかしい大人

に違いはないが、母ちゃんはやっぱり①の人

が一番恥ずかしい生き方をしとると思う。

 

 

 

弱さが人をねじ曲げる場合もある。

 

 

 

恥ずかしい生き方をしとればいつか、手痛い

思いをする時が必ずくるようになっとる。

 

実は、そういうふうに決まっている。

 

怖いことを、 自分から拾いにいくことにな

る。

相手間違うと、人生が大きく変わることにも

なる。

 

 

 

 

 

恥ずかしい生き方、したらあかん。

 

 

本当の怖いは、そんなもんとちゃう。

 

 

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