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母ちゃんが教える『何とかなるよ』 nantokanaruyo.com

幸せな生き方、教えたるよ。あなたが辛い時、寂しい時、迷った時、一人で乗り越えていけるように。頑張れるように。相手を思いやれる優しい人になってくれるように。間違わんと生きていってくれるように。あなたの心に、きっと届くように。

母ちゃんが教える51『ヤモリと反抗期とおみくじと。』

生き方①

 

 

 

母ちゃんです。

 

 

 

母ちゃんは最近、娘に度々怒り狂っている。

 

普段は素直で面白い娘も、反抗期スイッチが

入ると、とたんに憎たらしくなる。

 

生意気な態度に、えらっそうな口の聞き方。

片付けへん。ありがたみが分かっとらん。

家族に対して思いやりがない行動を取る。

 

 

 

クソ生意気や。

 

 

 

外では友達を大事にしとるようやし、

人としても、間違わんとおれとるらしい。

 

 

母ちゃんに対しても、そうしてくれ。

 

 

 

なぜ反抗期やと分かったかというと、娘から

「うちは、反抗期や。」と伝えられたので、

分かりやすかった。

 

 

母ちゃんは、「これが俗に言う反抗期か。ほ

んでこういうのは宣言してくるもんなんか。

変わっとるな。」と、しみじみしたもんや。

 

 

でもまあ母ちゃんなんて、長いこと反抗期の

ようなもんやったので、分からんでもない。

なんやったら、良き理解者になれるかもな。

 

 

でもそれは、友達やったらの話や。

親子では無理やな。

 

 

 

 

 

親には、責任がある。

間違わんと育てなあかん。

 

反抗期の間は、教えることが山ほどある。 

まわりの気持ちが見えへんくなるからな。

ありがたみも分からんくなる。

 

 

ほっとくのは自分が楽をすることや。

親が子供と関わるのに、楽したらあかん。

 

 

 

 

そんなある日、娘と神社に行った。

引いたおみくじには、こう書いてあった。

 

【身のほどを知らでぞ送る月日をば立て過ぬ

る身こそ悔しき】

 

 この意味は多分、身のほどをわきまえやんと

行動する日々を送っていたら、のんびりしと

るうちに歳をとって、めちゃくちゃ後悔する

で気を付けろって意味やと思う。

 

 

 

母ちゃんはすかさず娘に、

 

「はっは~ん。ついに神様にも言われたな。

このおみくじの意味はな、日頃のクソ生意気

な態度を改めろってことやな。

あと、身のほど知らずが!ってことやわ。」 

 

 と、少々オリジナル要素を加えて伝えた。

 

 

娘に、これは響いた。

少し態度を改めるようになった。

 

 

母ちゃんは娘が片付けせえへん時や、生意気

な態度をとった時、あと関係ないけど、母ち

ゃんの楽しみにしとったプリンを盗み食いし

た時など、

 

「身のほど知らずが出たな。なんせ神が言う

んやで間違いないわな。神がわざわざやで。

よっぽどひどいってことや。バチが当たるま

でまもなくやな。神からやでな。」

 

と、ことあるごとに言い、娘も、

 

「わははは。身のほど知らず出とった?

神様、すいません。わはは。出とった?」

 

と、笑って面白がってはいたが、

このおみくじにはかなりの効果があった。

 

 

動かへん時や口答えする時は、

「身~の~ほ~ど~」

と言うだけで、すぐ動くようになったので、

楽やった。

 

 

かたや母ちゃんは以前、理由は忘れたけど、

父ちゃんに激しく腹が立って、今度という

今度は離婚してやる!ということがあった。

 

 その時に引いたおみくじには、

 

【これといひあれといへど一すじに家の榮を

たのしみとなせ】

 

と、書いてあった。

 

あれこれくだらんこと考えずに、家のために

家族のために頑張って勤めなさいってことら

しかった。

 

 

おみくじはどうやら当たるらしい。

娘のも当たっとったでな。

 

 

母ちゃんも少し思うことはあったが、それで

もなお、父ちゃんを許さんと思っていた。

 

そしたら今度は、家に一度も出たことがない

ヤモリが、2度も出たんや。

 

母ちゃんは、カエルがとにかく苦手で、トカ

ゲやヘビや、もちろんそういったフォルムの

ものは、みんなダメなんや。

 

一度めは、騒いだら父ちゃんがすぐ駆け寄っ

てきてくれた。そしてヤモリを、窓の外にそ

っと逃がしてくれた。

 

それはちょっと頼もしいと思ったけど、

それでもまだ許さんと思っていた。

そしたら今度は、二日後にまた出た。

 

 

ヤモリは、【家守】とも言うんて。

家を守るんやな。

 

これにはさすがの母ちゃんも参った。

 

 

母ちゃんが言うことを聞かんので、

神様が、母ちゃんに目を覚ましなさいと、

この家にヤモリを入れたんやなと思った。

 

 

 

おみくじきて、二度ヤモリ来たら、

もうあかんやろ。

 

 

母ちゃんは悪くないとは思っとったけど、

父ちゃんのことは、許すことにした。

 

 

それ以降、ヤモリは一切出やんくなった。

 

 

 

 

 

 

 

今年の初詣の時にも、おみくじを引いた。

 

娘のにも母ちゃんのにも、いいことが書いて

あって嬉しかった。

 

 

それは、今のあなたは、ちゃんと正しく生き

れてますよ。ということのようで、嬉しい。

 

 

 

 

 

 

娘が赤ちゃんの頃、いつも思った。

 

早くしゃべれるようにならんかな。

しゃべれるようになって、辛いとか悲しいと

か痛いとか、言えるようになってほしいな。

 

母ちゃんが守ったらんでも一人で生きていけ

るように、自分でいろんなこと選択して生き

ていけるように、早く大きくなってほしい。

 

母ちゃんに遠慮なく意見が言えるように。

親を怖がらんように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケッ。

叶ってやがる。

 

 

 

 

 

反抗期は、大人になる準備なんやろな。

 

母ちゃんは怒り狂いながらも、娘が親に生意

気な態度をとれていることを、実はちょっと

安心している。

 

 

 

 

 

 

娘はこれから、日々揺れながら迷いながら、

大人になっていくんやろう。

 

 

母ちゃんもまた、安心しながら、怒り狂いな

がら、笑いながら、考えを巡らせながら、

娘と向き合っていくんやろう。

 

 

 

感謝したり、反省したり、大切に思ったり、

当たり前の毎日の生活の中で、日々忙しさに

追われていると、それを忘れてしまうことも

ある。

 

 

 

そんなときは、おみくじがオススメや。

 

 

「今の自分にふさわしいお言葉を下さい。」

って言って引くとええらしい。 

 

 

 

 

母ちゃんは時々、おみくじを引きにいく。

間違って生きてへんか、確認しにいく。

 

 

 

 

 

 

 

これからも、人のために生きていきます。

 

 

 

 

 

 

そう伝えにいくんや。

 

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