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母ちゃんが教える『何とかなるよ』 nantokanaruyo.com

幸せな生き方、教えたるよ。あなたが辛い時、寂しい時、迷った時、一人で乗り越えていけるように。頑張れるように。相手を思いやれる優しい人になってくれるように。間違わんと生きていってくれるように。あなたの心に、きっと届くように。

母ちゃんが教える64『職場の嫌な人や厳しい人との付き合い方。』

人付き合い①

 

 

 

母ちゃんです。

 

 

職場での人間関係で悩んどる人が多いな。

 

 

上下関係などがあるので、余計やっかいや。

 

それは年齢やったり、どちらが先に入ったか

という順番みたいなもんもある。

 

人間関係に、少なからず影響を与える。

 

もともとの性格に、この影響が足されると、

嫌な人や苦手な人を作り出す。

 

 

何でか知らんけど、人は弱い人の上に立ちた

がる。自分の存在を示したいからやろう。

 

 

仕事をする目的は、生活のためであり、

働いただけの報酬をもらうことやと思う。

 

 

仲よしごっこするとことちゃう。

 

 

人のプライバシーに介入したりする必要もな

ければ、お互いが気持ちよく仕事が出来るよ

う配慮し、それぞれの役割をきちっとこなす

だけでいい。

 

 

それでも日々生活に疲れとって、ストレスが

たまったり、毎日同じ顔つき合わしとると、

嫌になる気持ちもよく分かる。

 

どうしても合わん人はおるでな。

家族やって、どうしても合わんということが

あるんやから、ないのがおかしい。

 

 

人は集団になると、どうもおかしくなるよう

やしな。

 

 

 

そこでは、必ずおる。

 

厳しい人、嫌な人、怖いと感じる人。

そのせいで仕事行くのが憂鬱になるんやな。

 

 

でもこれはな、母ちゃんから言わすと、

ちょっともったいない話やな。

 

 

厳しい人は、おったらラッキーや。

嫌な人は、勉強になる。

怖いなって感じる人はな、それは勘違いや。

 

 

 

今日は、その話しよか。

 

 

 

 

母ちゃんが前に勤めていた会社での話でな。

 

若い母ちゃんが、その会社に入った時に出会

った女性が、それはそれはみんなに怖がられ

とる人やったな。

 

 

その人のまわりには、媚びる人がおったり、

何か言われるのは怖いからと、誰もが意見す

ることが出来ないようやった。

 

 

怒らすと面倒な人やと認識されとった。

 

 

言い方も表情も、それはそれはキツく、

入りたての女の子は泣き出すレベルやった。

 

嫌みとはこの事を言うんやろなという完璧な

嫌みを使いこなし、何から何まで自分のやり

方を強要した。

 

 

他のやり方があると意見するもんなら、叩き

のめされ、怒鳴り倒す攻撃性もあった。

 

 

それから、要求水準が高い。

 

そこまで求めなくてもというところまで

求めるので、みんな次々と辞めていった。

 

 

母ちゃんが入社してすぐに指導の担当につい

てもらったのが、その人やった。

 

 

 

 

母ちゃんは、全く平気やった。

 

なんやったら、まるで自分が試されとるよう

で、ワクワクした。

 

この人のしごきに耐えられたら、大体のこと

はチョロイやろと、そう思えたんや。

 

 

それは、ラッキーなんやろな。

 

体育会系の母ちゃんにとって、自分の根性が

試される絶好の機会やった。

 

 

 

仕事の教え方は、スパルタでな。

 

基本は、見て覚えなさい方式やったな。

仕事内容からして少々無理があるんやけど、

その人はそういうやり方なんやから、それで

覚えるしかない。

 

目が悪かったらアウトやろな。

あまり近づきすぎて覗きすぎると、機嫌が悪

くなるんや。

 

教えてくれるのは一度だけで、どんな複雑な

手順も書類も、一度で覚えなあかんかった。

 

二度めはない。

睨み付けられながら、激しく嫌みをぶつけら

れる。

 

メモを取るなどということは許されやん。

 

そんなことをしたもんなら、どんだけ怒らせ

るか分かっとったので、母ちゃんは決してメ

モを取ることはせんかった。

 

その代わり、頭の中の記憶が抜けてしまわん

ように、ひたすら集中して話に聞きいった。

 

 

それから、教えてもらった手順や書類や、

全体の流れをちゃんと理解していない場合、

激しい嫌みで怒り出すので、どんなに怒らせ

ようが、分からんことは必ず質問した。

 

そんなときはもちろん嫌みに言われるのは、

当然であって、機嫌が悪くなるのは当たり前

やった。

 

 

でも、教えてもらった直後に理解しとるかの

クイズを不意打ちで出されることが何度かあ

ったので、理解してないのに理解したふりを

すれば、自分が困ることになるのは目に見え

とった。

 

そのクイズは厳しく、初めて知ったことであ

ろうと、十数ヵ所に及ぶ手順とその理由が全

て説明できて正解なんや。

 

正解やと、「ピンポーン」という嫌みな音が

もらえて、不正解やと、顔の表情がみるみる

変わり、怒り出す。

 

 

これは燃えたな。

 

根性で、一発で覚えたると思っとったな。

 

答えられへんのは悔しいし、一発で覚えられ

ると、達成感があった。

 

脳トレとかにええんかもな。

 

 

母ちゃんは、そのクイズをウザいなと思いな

がらも、一度も不正解は出さんかった。

 

クイズは、母ちゃんには特に出題された。

おかげで早く仕事を覚えることが出来た。 

 

 

他の人はそれが怖くて分かったふりをしてい

たので、当然のごとくミスをする。

 

そうすると、それはそれは怒りに満ちた嫌み

を浴びせ続けられていた。

 

 

 

その人は、好き嫌いがハッキリしとるので、

好きじゃない人には明らかに聞こえるように

悪口を言い、挨拶もせんかった。

 

気持ちいいぐらいに恐れられとったな。

 

 

 

母ちゃんは気に入られとったらしく、会社に

行くと、満面の笑みで挨拶をしてくれた。

 

分かりやすく言うと、かわいがってもらっと

ったんやと思う。

 

そのまわりにおる媚びる人は、何でこの子に

はちゃんと挨拶しとるんやろうと、面白くな

さそうやったな。 

 

自分達は必死でペコペコしとんのに、母ちゃ

んは、必死さが無かったでやろな。

 

 

母ちゃんをよく知ってくれとる人は予想しと

るやろけど、母ちゃんはもちろん、決して媚

びやんかった。群れやんかった。

 

 

目的は仕事をしに行くことやから、お金をも

らうことやから、そんなもん別に、やること

ちゃんとしとったらええだけのことやろ。

 

媚びてお金がもらえるんなら、少しは覚えな

あかんやろけど、そうでないならそれはせん

でええことや。

 

機嫌を取るということもなければ、その人の

まわりにおることもなかった。

 

 

休憩中は、狭い部屋にたくさんの人が入って

は、機嫌取りやお菓子の配り合いなどをする

ので、それを見とるのは面倒やった。

 

 

外にご飯を食べに行ったり、お店を見に行っ

たり、母ちゃんだけ自分のデスクで好きなこ

とをして過ごすのも好きやった。

 

 

機嫌とったりお菓子配ったりしとったら、

そんなもん休憩とは言わん。

 

 

それは、接待や。

 

 

そしてその人は、母ちゃんのそんな姿を見て

は時々、「あなたらしいね。」と言ってくれ

ていた。

 

 

 

母ちゃんは、その厳しい人との関わりの中で

気をつけたことがあった。

 

 

それは、その人を悪者にせんことやった。

 

 

 

どんな嫌みがとんでこようが、明らかに自分

が合っていると思っても、

 

OKでーす。」

「了解でーす。」

「よっしゃ!覚えました!」

 

と、どんなときも明るくサッパリ返事をする

ように心がけた。

 

 

 

怒る人や注意する人はな、実はあんまりええ

気がせえへんもんなんや。

 

言いたないことを言わなあかんでな、結構ス

トレスやったりするんや。

 

 

母ちゃんはそれを知っとったので、この人を

悪者にしたらあかんと、いつも気をつけた。

 

 

この人に、二度同じ説明をさせるようなこと

があってはならん。

 

嫌みを言われたんとちゃって、叱らせてしも

たんや。

 

それをさせてしまうんは申し訳ないことや。

 

絶対にあかん。

 

 

そう思い続けた。

 

 

 

 

結局、怒られることは、ほとんどなかった。

 

 

その人は、母ちゃんには特別優しく、

よく笑い、よく褒めてくれた。

 

母ちゃんのやり方を尊重してくれ、好きにし

ていいよと言ってくれていた。

 

 

「あの子なら任せとけば大丈夫よ。」

 

 

と笑いながら言ってくれとるのを耳にした時

は、ちょっと感動したな。

 

 

上司には、「あの人が誰かを気に入るなんて

ことは珍しいな。君は特別なんやな。」と、

驚かれた。

 

 

それほど優しかった。

 

 

 

母ちゃんがその人を悪者にしたくなかったの

には、まだ理由があった。

 

 

その人は、とても繊細な人やった。

 

 

感情表現が苦手で、人との関わりもあまり

うまくなかった。

 

ついついそのまんま言い過ぎては、まわりを

敵に回してしまっていた。

 

自分のまわりにおる人は、表面的に媚びる人

ばかりで、常に孤独を感じとるようやった。

 

 

それから、とても優しい人やった。

 

 

人に求める水準が高いのは、顧客の人に失礼

があってはあかんためであり、相手が分かり

やすいように、相手の立場になって一生懸命

考えていたからやったと知った。

 

口うるささは相当なもんやったけど、その人

の仕事は誰よりも丁寧なことを、知った。

 

ただその人となりが、それを認めてもらうに

はあまりにも強烈やったんやな。

 

 

知ろうともしてもらえやんかったんやろう。

 

 

媚びる人らがお休みやった時には、母ちゃん

と同じようにデスクで休憩を取った。

 

母ちゃんとは、デスクが隣同士やったので、

 

「今日はこっちですか?珍しいな~。」

 

と笑って言うと、

 

「あっち、うるさいもん。」

 

と、顔をいがめてそう言った。

 

「そうかそうか~。じゃ!チョコ食べよ。」

 

と、チョコを渡すと、

 

「あははは。あなた好きやわ~。」

 

と、とても嬉しそうに笑った。

 

 

母ちゃんからは、寂しそうに見えたんや。

 

 

その人が欲しかったのは、媚びる人でなく、

自分を悪者にうつす人でなく、特別扱いせん

とおってくれる、ちゃんと評価してくれる人

やったんやろうな。

 

 

ふざけた態度をしてきた人に、

「ふざけんな!」と怒っていた時には、

真っ先に、母ちゃんの味方をしてくれた。

 

 

 

 

そのうちに、デスクで休憩する人が何人かお

るようになった。

 

 

 

 

 

 

その人が辞める時には、母ちゃんにだけやと

照れくさそうにプレゼントをくれた。

お菓子やった。

 

「あなたには、お世話になったから。」

 

お世話になったのは、こっちやのに。

 

 

そのお菓子は勿体なくて、いつまでもいつま

でも食べられやんかった。

 

そのお菓子を見るたび、その人を思い出し

ては、泣きそうになった。

 

それをもらった時は、あまりに嬉しくて、

泣くのを一生懸命こらえたでな。

 

その人に褒められることは、何より嬉しかっ

たからな。

 

 

大好きな人やった。

 

 

 

厳しくて、嫌な人で、怖いと思われていたそ

の人との出会いは、母ちゃんにとって最高に

ラッキーやった。とても勉強になった。

 

 

さらに皆が怖いと思うのは、勘違いやった。

 

 

 

 

 

職場に苦手な人おったら、あなた次第で苦手

な人では、なくなるかもしれへんよ。

 

 

コツはちょっとだけや。

 

・媚やんこと。

 

・群れやんこと。

 

・機嫌とらんこと。

 

・怒られたり八つ当りされても、どんな嫌な

言い方や嫌な表情されても、気にせんこと。

 

・明るくサッパリ受け答えすること。

 

・悪者にせんこと。

 

 

 

それから、

 

・その人の本当を、ちゃんと見抜くこと。

 

 

 

 

 

 

怖い人などおらん。同じ人間や。

 

 

 

 

 

頑張っといで。

 

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