母ちゃんが教える『何とかなるよ』 nantokanaruyo.com

幸せな生き方、教えたるよ。あなたが辛い時、寂しい時、迷った時、一人で乗り越えていけるように。頑張れるように。相手を思いやれる優しい人になってくれるように。間違わんと生きていってくれるように。あなたの心に、きっと届くように。

母ちゃんが教える67『役員』

 

 

 

母ちゃんです。

 

 

 

母ちゃんは、今とっても忙しい。

 

なぜなら、子供関係の役員をしていて、

今年はいよいよ本格的に忙しくなる。

 

任期は2年で、今年1年すれば終わりや。

 

 

昨年は補助の立場やったけど、今年はメイン

で動かなあかんから、2月3月と、引き継ぎ

やらなんやらで、大量の書類の束と格闘しと

る。

 

バタバタや。

 

 

母ちゃんは、全てを把握しとかんと気が済ま

んうえに、何か聞かれたときに答えられやん

というのが、あんまり好きじゃない。

 

 

取り扱い説明書なども、隅から隅まで読みた

かったり、そこに書いてある機能なんかは、

なんやったら全て試してみたいなどと思う。

 

 

とにかく全て細かに、把握しときたい。

 

 

そこにさらに、友達との付き合いや相談話

なども入ってくるので、母ちゃんはいつも、

眠気との闘いになる。

 

 

 

この役員というものは、母親になると、必ず

通らなあかんものであって、役員決めの会議

ともなると、皆の心を暗くしたり重くしたり

する。

 

 

過去には、なかなか役員が決まらず、泣いて

無理やと言う人や、無茶苦茶なという理由を

つけて断る人、そもそも役員決めの場所に来

やん人、突然病気やと言い出す人など、本当

にこの役員制度は、母親達の悩みのタネやっ

たりする。

 

 

 

母ちゃんも実はな、逃げれるもんなら逃げた

いと思っとった。

 

 

それでも母ちゃんが役員をやっとるのは、

娘のおかげやったりする。

ある日、

 

 

「役員決めの時期か~。面倒やな~。」

 

次の役員決めの詳細について書かれとる紙を

見ながら、母ちゃんは一人言を言っとった。

 

 

「うち、母ちゃんが役員やっとったら嬉しい

けどな。何でせんの?」

 

 

娘に、こう言われてな。

 

 

 

母ちゃんは、娘に言われたその一言で、

役員に立候補することを決めた。

 

 

 

嫌やなとか、面倒やなとか、やりたくないな

どとは、言ったらあかんのやろな。

 

役員は誰かがせなあかんのやから、母ちゃん

のそれは、他の人ならいいということになる

のかと聞かれたら、何も言えへん。

 

 

娘に感謝したな。

 

 

母ちゃんがおる地区は、くじ引きで役員を決

めることが多い。

 

立候補する人は、まずおらん。

 

母ちゃんが今まで役員をしてこなかったの

は、くじ引きで当たらんだだけやった。

 

 

 

娘の前で、恥ずかしい生き方は出来やんな。

 

 

母ちゃんは、もう少しで恥ずかしい母親にな

るとこやった。

 

 

 

そしてせっかくなら、自分でどの役をやるか

を決めようと思った。

 

そして母ちゃんが選んだのは、一番大変やと

言われる役で、さらにその役の任期は2年。

 

 

母ちゃんは、どうせやるなら一番大変な役に

しようと決めていたので、この役にすること

にした。

 

 

でも、いざこの役に立候補するとなったら、

 

「本当ですか?」

 

「間違いじゃないですか?」

 

「あの役で本当にいいんですか?」

 

「この役に立候補する人は、いないので。」

 

など、その役がとっても大変なんやろなと、

思わずにはいられやんような確認を、何度も

された。

 

母ちゃんは、この役は思っとる以上に大変な

んかもしれやんなと思った。

 

 

 

いざその役の仕事をすると、大変極まりな

い。休みも土日はほとんどなくなる。

 

会議にもたくさん出やなあかんし、それ以外

にも考えやなあかんことや、やっとかなあか

んことなど、本当に忙しい。

 

会議の準備や後片付けもあるうえに、さらに

その後も会議が続く。 

 

 

その役はとても大変なので、みんなだんだん

日が経つにつれ、イライラしてくるのも感じ

取れる。 

 

人間関係も複雑で、さらには男の人と女の人

とおるので、そこもまた面倒なことも多い。

 

 

よく、役員をすれば顔見知りも広がって、

新しいつながりが出来るからいいとか、

やってみると楽しかったとか言う人がおるけ

ど、それは役によるのかもしれやん。

 

 

そんなにええもんとちゃう。

 

 

自分の時間も、家族との時間も減る。

ストレスも増えるし、嫌な人とも付き合って

いかなあかん。

やって当たり前やと、責任感を要求される。

無給でせなあかんこれに、なんの意味がある

んやろとか思う気持ちも多少ある。

 

 

 

それでも忙しい真っ只中でも、母ちゃんはや

っぱり役員をやってよかったと思っている。

 

 

この役は、学校や子供の全ての行事に精通し

とるため、全てを見通すことが出来る。

 

役員をするまでは、回覧される書類が何のた

めに回っとるのか、受け身のまま目を通して

きとるだけやった。

 

記入方法や、詳細を確認したくても出来やん

かった。

 

今は何のために、どれくらいの期日までに、

それに関わって動く人の数や、その後の見通

し、もちろん記入方法や詳細など、全てが、

手に取るように分かる。

 

 

すべてを把握しておきたい母ちゃんにとって

これは、とても嬉しかった。

 

 

 

そして一番の理由はやっぱり、役員をやって

いないことでの申し訳なさや、してくれてい

る人に対して、悪いなと思う気持ちから解放

されたことやろう。

 

ちゃんとやることをやっとることで、逃げも

隠れもせず、正々堂々とおれることが、何よ

り一番、役員をやって良かったと思えた。

 

 

今まで役員をしてくれて、実際に動いてくれ

ている人には、感謝の気持ちを持っていた

し、なるべくなら自分で出来ることはしよう

と、負担を減らそうとやってきたつもりや。

 

それでも実際に役員をしてみると、役は違え

どあまりにも大変で、それでも同じ立場にな

れたことで、それをしてくれていた人達の気

持ちや、大変さがちゃんと分かったことが、

何より良かった。

 

 

役員をしてくれている人に、これからは、

もっともっと感謝が出来るやろう。

 

 

 

母ちゃんが役員をやることで得たことは、

これやった。

 

 

 

 

役員はな、大変やで。

人間関係もめんどくさい。

ええことなんてほとんどない。

内容を把握できるだけちゃう?

感謝されるわけでもない。

やって当たり前や。

 

 

 

それでもな、誰にも遠慮せず、自分の心に

正々堂々とおることが出来る。

 

 

 

あと1年、なるべくグタグダガタガタ愚痴り

ながら、頑張ってこなそうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

誰にも遠慮せずに生きること。

 

 

 

 

 

結局これが、一番幸せなんやと思う。

 

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