母ちゃんが教える『何とかなるよ』 nantokanaruyo.com

幸せな生き方、教えたるよ。あなたが辛い時、寂しい時、迷った時、一人で乗り越えていけるように。頑張れるように。相手を思いやれる優しい人になってくれるように。間違わんと生きていってくれるように。あなたの心に、きっと届くように。

母ちゃんが教える71『やってやれんことはない』

 

 

 

母ちゃんです。

 

 

 

母ちゃんは最近とても忙しい。

理由は二つある。

 

一つは、役員業務が今まさに忙しいこと。

 

二つ目は、これを機に、ワードとエクセルを

完全にマスターしてやろうと猛勉強&猛練習

中やからや。

 

 

ワードとエクセルについては、それまでに何

度か使用したことがあるものの、ワードは自

己流でタイピングしていたし、エクセルにい

たっては、あまり分かってないことが多かっ

た。

 

 

よし!どっちも完全にマスターしたる。

 

 

こんなもんヤル気の問題や。

 

ヤル気があったら、一日でもいけるはずや。

一週間あれば、完全にマスター出来るやろ。

 

 

母ちゃんは、思い立った。

 

 

全ては基本が大事や。

 

ワードは、ブラインドタッチがなんなくこな

せるように、家で眠っていたタイピング練習

ソフトを、一からやることにした。

 

 

朝も昼も夜も、暇さえあればパソコンにかじ

りついた。

 

布団で眠らん日も何度もあった。

 

 

まずは、キーの配列を完全に覚えること。

 

そのタイピングソフトは、時間内に打った

文字数によって、ワープロ検定で定められて

いる級に到達したかを教えてくれる。

 

 

そのソフトには、一級・二級・三級・四級と、

それにも達してないレベルは、検定外という

振り分けがあった。

 

 

一日でキー配列は覚えた。

 

 

でも、見ないで打つブラインドタッチを完全

に自分のものにするまでは、つまりは早く打

てるようになるには、一日では難しかった。

 

 

スピードがついてかん。

最初はずっと検定外やった。

 

 

そのうち、なぜスピードが上がらんのかが、

分かってきた。

 

これは、母ちゃんが大人になってから練習し

とるピアノに似とるなと思った。

 

頭の中でキー配列を覚えるのと、指がキー配

列を覚えるのは違う。

 

例えば『か』という文字を入力するなら、頭

で一度『KA』と変換してから入力しとった。

それでは、遅いんや。

 

『か』と言われれば、頭じゃなく指が『か』

を勝手に打っとらなあかんのや。

 

 

面白い。

 

 

ほんでこれは、エアーもいる。

 

 

母ちゃんは、歯磨きをしとる時も、洗い物を

しとる時も、お風呂に入っとる時も、パソコ

ンに触ってない時にも常に、頭の中でエアー

タイピングの練習を重ねた。

 

 

覚えやすいのは、き(KI)、さ(SA)、ゆ(YU)やっ

た。隣同士か、上下で文字になるからや。

 

 

指に覚えさせるには、それぞれの指がちゃん

と意志を持って動いとらなあかん。

 

今動いとるのが人差し指なんか、中指なん

か、お姉さん指なんか、小指なんか、キーの

配列よりも実は、そっちのが大事なんや。

 

 

それに気づくと、キーボードには触らず、

手を見つめ、それぞれの指を動かし、それぞ

れの指が動く感覚を覚えた。

 

 

ブラインドタッチは、マスターした。

四日間かけて、二級の腕前にまでなった。

 

 

いつか一級が取れるように、これからも毎日

する予定や。

 

さらに、このタイピングソフトは、母ちゃん

との相性がピッタリやった。

 

というのも、打ち間違えると、なんかじいさ

んがしゃしゃって文句言ってくる。

 

口が悪い。

 

 

合う。

 

 

ブラインドタッチを完全にマスターするの

は、一日では無理やった。

 

 

しかし楽しかった。

 

 

 

 

次はエクセルや。

 

 

エクセルは、これ一冊でなんとかなると書い

てある、良心的な値段の本を買ってきた。

 

いざ目を通すと、一回昼寝でもしたろかなと

思うぐらい頭に入ってこやんかった。

 

この理由は自分で分かる。

一通りの全体像が見えてないんや。

 

この全体像の見えてないまま細かなスキルを

覚えることは、英語で言うと、単語だけを覚

えるのと一緒や。

 

文章があって、定型文があって、単語がある

んやから、前の二つが分からずただ単語だけ

覚えても使いこなせやん。

 

 

母ちゃんはインターネットで、『一日で覚え

る』というキーワードで検索してみた。

 

 

母ちゃんのようなガセの人のために、一日で

覚えようとする横着な人向けにちゃんと書い

てくれとる人がおった。

 

この人のは分かりやすかった。

 

全体像がざっくりと分かるように提示され、

そのゴールに向かって、それに必要なスキル

①②③④⑤⑥⑦⑧を覚えましょうやった。

 

 

この人は頭がええんやろな。

無駄なことが一つもなかった。

 

 

エクセルのおおまかな流れと、どの作業にも

大体使うやろうスキルを、一晩で覚えた。

 

ただ、まだまだエクセルの難しさはこんなも

んじゃないということも分かっとったので、

続きは次の日にすることにした。

 

 

次の日になって、これ一冊でなんとかなると

いう本を開いてみると、面白い。

 

 

手に取るように分かる。

 

 

母ちゃんは思い出した。

 

小学校や中学校の頃、勉強が面白くてたまら

んかった。

 

なんでかというとそれはきっと、分かるから

やったんやろな。

 

分からんことがあったときには、考えに考

え、それでも分からんことは調べて、必ず分

からんまま終わらせることはせんかった。

 

 

塾で子供を教えるときには、いつも言ってい

たことがある。

 

 

勉強が嫌いなんとちゃうで。

分からんから嫌いなんや。

分かったら誰でも好きになるで。

 

分からんなら、分かるところまで戻ろな。

 

 

 

エクセルにハマった瞬間や。

 

本には、昨日あの頭のいい人が教えてくれた

スキルは、こういうことやったんやなという

ことがもっと難しく専門的に、もう一つ違う

やり方なんかも書いてあった。

 

 

そのうちに、ある野望が湧いてきた。

 

 

この本の書いてあることやスキルを、全部使

いこなしてやろう。

 

 

母ちゃんは、取り扱い説明書なんかが好き

で、そこに書いてある機能は、なんやったら

全部使ってみたいと思うタチでな。

 

 

エクセルの面白いとこは、正当なやり方以外

にも、もっと簡単なやり方があったりするこ

とや。

 

どのスキルを覚えるときも、絶対もっと簡単

なやり方があるはずやと、夢中になった。

 

 

エクセルを勉強し始めて、四日目のことや。

 

 

エクセルの即効ワザという単行本サイズの本

を買ってきた。

 

 

なんや、これ。

 

 

面白い。ますます面白い。

 

 

 

 

エクセルは奥が深い。まだまだ未知なことが

山ほどあるんやろう。

 

 

知り尽くしたい。

母ちゃんは、まだまだや。

 

 

 

母ちゃんは今日も、本とパソコンを交互に見

ながら、夢中で勉強している。

 

そして時々は、タイピングソフトをする。

 

 

 

 

分からんこと、知らんことがあるのは、

もったいない。

 

 

 

 

ヤル気があったらなんとでもなる。

 

 

 

 

 

やってやれんことはない。

 

 

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